電気代・ガス代の見直し方|契約前に確認したい節約の基本

家計管理

「節電しているのに、電気代が下がらない」

「ガス代が高いけど、どこから手をつければいいかわからない」

電気代・ガス代を見直すときは、まず請求書で契約プラン・使用量・単価を確認し、契約内容と使い方のどちらに改善余地があるかを整理しましょう。

切り替えだけで必ず安くなるとは限りません。基本料金、従量料金、燃料費調整、市場連動の有無、解約条件まで含めた年間の総額で比較することが大切です。

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電気代・ガス代で損しているパターン

状況 結果
現在の契約を長期間比較していない 生活状況に合わない料金プランになっている可能性がある
セット契約だけを確認している 別契約を含む年間総額を比較できていない
アンペア数が実態より高い 基本料金を払いすぎている
深夜電力プランを知らない 生活スタイルに合った料金を選べていない
ポイント還元のある会社を選んでいない 毎月の支払いがポイントに変わらない

節電グッズを買う前に、まず契約内容と使用量を確認しましょう。


電気代の仕組みを理解する

電気代は主に3つの要素で構成されています。

【電気代の内訳】

項目 内容
基本料金 契約アンペア数で決まる固定費
電力量料金 使った電気量(kWh)に応じた従量料金
燃料費調整額・再エネ賦課金 原燃料価格・再生可能エネルギー普及のための費用

FP視点のポイント:契約アンペアを下げると基本料金が下がる場合がありますが、適正値は世帯人数だけでは決まりません。エアコン、電子レンジ、IH調理器、ドライヤーなどを同時に使う状況を確認し、契約先の料金表や相談窓口で判断してください。


電力会社・料金プランを比較する

2016年の電力自由化以降、電力会社は自由に選べます。それでも切り替えていない人が多いのが現状です。

【契約前に比較する項目】

比較項目 確認する内容
基本料金・最低料金 使用量が少ない月にも発生する固定費
電力量料金 使用量や時間帯ごとの単価
燃料費調整・市場連動 燃料価格や卸電力市場価格による変動方法と上限の有無
契約期間・解約金 最低利用期間、解約金、更新時期
セット割・ポイント 適用条件、有効期限、割引終了後の総額

新電力への切り替えは料金条件を確認してから判断してください。市場連動型では卸電力市場価格によって料金が大きく変わる場合があり、プランによっては解約金も発生します。資源エネルギー庁「電力会社の切り替え方法」電力・ガス取引監視等委員会「消費者向けQ&A」資源エネルギー庁「燃料費調整制度」も確認してください。



ガス代の節約|都市ガスとプロパンガスで大きく違う

ガス代の節約で最初に確認すべきは、都市ガスかプロパンガス(LPガス)かです。

【都市ガスとプロパンガスの比較】

項目 都市ガス プロパンガス(LPガス)
料金水準 地域・契約先・使用量で異なる 販売店・物件・使用量で異なるため単価を比較
自由化 2017年から自由化 販売店ごとに料金が異なる
切り替え 供給エリア内なら可能 販売店の変更・交渉が可能
集合住宅 建物設備による 大家・管理会社との交渉が必要

LPガスは請求書の内訳を確認してください。2025年4月から、基本料金・従量料金・設備料金を分けて通知する三部料金制のルールが施行されました。賃貸住宅では自分だけで販売店を変更できない場合もあるため、管理会社や大家にも確認しましょう。詳しくは経済産業省「LPガス料金の新しいルール」をご確認ください。


電気・ガスのセット契約で割引を受ける

電気とガスを同じ会社でまとめると、セット割引が適用されるケースがあります。ただし、割引後でも電気とガスを別々の会社で契約した方が総額で安い場合があります。

【セット契約で確認する項目】

確認項目 内容
割引後の年間総額 電気・ガスを別契約にした場合と比較する
適用条件 対象プラン、支払方法、供給エリアを確認する
解約条件 片方だけ解約した場合の割引終了や解約金を確認する
ポイント 還元率だけでなく利用条件・有効期限も確認する

セット割の金額だけで判断せず、現在の使用量を使って年間総額を試算してください。契約期間や解約条件も確認したうえで比較しましょう。

👉 固定費全体の削減方法はこちら:固定費の見直し方


使い方で削減する|我慢しない節電・節ガスの基本

契約の見直しと並行して、日常の使い方も整理しておきます。

【効果が大きい節電・節ガスの方法】

方法
冷蔵庫の設定温度を「強」→「中」に変える
待機電力をカットする(主要機器)
エアコンのフィルターを月1回掃除する
シャワー時間を1分短縮する(ガス代)
風呂の追い焚きを減らす
LED照明に切り替える(白熱球から)

我慢より仕組みの改善が先です。設定温度・フィルター清掃・待機電力カットは、生活の質を下げずに取り組めます。具体的な方法は資源エネルギー庁「家庭でできる省エネ(キッチン)」も確認してください。


補助金・給付金を活用する

光熱費に関連する補助金・給付金は定期的に実施されます。

【確認すべき主な制度】

制度 内容
電気・ガス料金の支援(国) 実施期間・対象・値引き単価はその都度、公式情報で確認
省エネ家電の買い替え補助金 自治体ごとに実施・対象家電が異なる
住宅省エネ化補助金 断熱リフォーム・高効率給湯器の導入支援

国の電気・都市ガス料金支援は、料金から自動的に値引きされる場合があります。一方、自治体の省エネ家電・住宅関連補助金は申請が必要な場合があります。実施期間や対象は変わるため、資源エネルギー庁「エネルギー価格の支援」と自治体の公式サイトをご確認ください。

👉 申請しないともらえない給付金・補助金まとめはこちら:申請しないともらえない給付金・補助金まとめ



まとめ:電気代・ガス代節約のチェックリスト

  •  契約アンペア数が実態に合っているか確認した
  •  電力会社の切り替えを検討した
  •  都市ガスかプロパンガスか確認した
  •  プロパンガスの場合、料金の相場と比較した
  •  電気・ガスのセット契約の割引を確認した
  •  冷蔵庫・エアコン・待機電力の見直しをした
  •  光熱費関連の補助金・給付金を確認した
  •  固定費全体(通信費・保険料)と合わせて見直した

👉 格安SIMへの乗り換えで通信費も削減する方法はこちら:格安SIMへの乗り換えで通信費を削減する方法


光熱費の節約は、契約の見直しから始めれば我慢を減らせます。 さらに保険料や通信費も合わせて確認すると、毎月の固定費をまとめて下げやすくなります。


この記事を書いた人:FP2級の運営者 交通事故の被害者として通院中。保険・家計の実体験をもとに「損しないお金の知識」を発信しています。

参考情報
参考情報:
本記事は、金融・保険・税金・不動産・資産運用・家計管理に関する一般的な情報として、金融庁、国税庁、厚生労働省、消費者庁、国土交通省、各自治体・公的機関、各金融機関・公式サイトの情報を参考に作成しています。
制度改正、税制改正、商品内容、金利、手数料、条件などは変更される場合があります。最終的な判断は、必ず公式情報を確認し、必要に応じて税理士、弁護士、ファイナンシャルプランナー、金融機関、不動産会社などの専門家へご相談ください。
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